PROFILE
社内部門横断のプロジェクトをリードし、顧客への付加価値と自身の成長を実感
T.S.
2020年2月入社
トラッキング・アナリティクス部/シニア・データアナリスト
文学部を卒業後、国内の独立系SIerに入社。現在は商品の開発から運用、そして商品の営業と成約後のクライアントサポートまでを一気通貫で担当している。
GEM Partnersに入社を決めた理由を教えてください。
大学では映画理論・映画史を勉強しており、映画に関する仕事をしたかったのですが、新卒で映画業界に入るよりは、まずは社会人としてより汎用的なビジネススキルを身につけたほうが良いだろうと考え、国内の独立系SIerに入社。そこでお客様先に常駐してダッシュボードやBIツールを使いながらのマーケティング分析業務に従事しました。新卒から3年務めた前職を退職し、半年ほど旅をしたり、放浪していましたが、実は前職を退職した時から、漠然とGEM Partnersで働くぞと自分の中で勝手に決めていたんです(笑)そんな中で、縁やタイミングにも恵まれ、GEM Partnersで働き始めることになりました。
仕事内容について教えてください。
当社では、特定の映画作品の市場における浸透度をトラッキングしたデータ「CATS(Cinema Analytical Tracking Survey)」を開発・提供しており、映画・配給業界のデファクトスタンダード指標として浸透しています。そのほか、動画配信や放送、DVD市場の変化を網羅的に捉える「BIRDS(Blu-ray InteRnet DVD Survey)」というインサイトデータ・レポートサービスもあり、この2つを、所属するトラッキング・アナリティクス部で商品の開発から運用、そして商品の営業と成約後のクライアントサポートまでを一気通貫で行っています。メンバーで商品の担当を分担し、私はCATSの主担当を務めています。このCATSレポートの開発や保守はもちろんですが、CATSレポートによって各映画作品の市場における浸透度合いなどが把握できますので、例えばその映画が市場においてどういう位置づけにあるか、キャンペーン施策などに対する反応はどうか、などを分析してレポートすることが多いです。
CATSの営業やクライアントサポートというのは、どのようなことをするのですか?
CATSでは映画市場の動向を毎週レポートしているので、そのレポートやデータについての疑問に対してサポートを行ったりしています。そこでお客様に伺った課題に対して、そのニーズにお応え出来るレポートがある場合はそちらをご紹介したりもしています。お取引先としては配給会社や興行会社が多いですが、最近は業界の構造が変化する中で、動画配信サービスのプラットフォーマーやIPホルダーとのやり取りも増えています。他部署のメンバーと連携することはありますか?
2年ほど前から、私の所属するTA部と、アドホックに分析を行うリサーチ・アナリティクス(RA)部、デジタル広告の代理店機能を持つデジタルマーケティング&アナリティクス(DMA)部でトラッキングからリサーチ、デジタルマーケティングまでを連携した動きに力を入れています。作品別の強みなどを分析したうえで、それが宣伝展開の中でどう反応するかを当チームで分析し、もともとの強みと今反応しているところ、反応すべきだがしていないところなどのポテンシャルを見極めて、DMA部がその結果をもとに強みを生かしてターゲティングなどを行い、広告運用をするといったことをやっています。その最初の成功事例となった作品があるのですが、想定を超える大ヒットとなり、以来そうした関わり方をする作品やお客様が増えています。
GEM Partnersでの仕事のやりがいは何でしょうか?
ありきたりですが、やはりお客様に感謝されたとき、お客様が感動してくださったときですね。当社は映画にまつわる多方面のデータや、そこから得た分析の知見をストックしています。お客様が感覚的に捉えられていた点に対して、データを基に客観的な観点からそれらを捉えてみると、実はこんなことが分かりますよ。こんなことが言えますよ。といったようなサポートをさせていただいています。それによって、お客様の主観的な感覚が、客観的な理論に変わり、やるべきことや考えがより明確になった。などと言っていただけた時にはやりがいを感じます。もちろん、自身が関わらせてもらった作品がヒットしたときもやはり嬉しいです。それらを通じて、自分の仕事やサービスが映画業界に対して貢献できていると実感できることが、私がGEM Partnersで働く中で感じる大きなやりがいです。
前職経験で今も役立っていることと、GEM Partnersで磨かれたことを教えてください。
BIツールの使い方やSQLの知識など、データ分析の細かいスキルは全て今も役立っています。当社で磨かれた点としては、そもそも約20名と少数精鋭で、コンサルティングファーム出身など優秀なメンバーが多い会社なので、論理的構成力や粘り強い思考力、効果的なプレゼン力などは日々学べました。各案件に取り組む過程で、上司が的確なフィードバックしてくれることので、日々の業務に取り組むなかでかなり成長できている実感があります。また経営層とも日常的に会話ができ、会社の状況も共有されるので、経営やビジネスについても引き出しが増やせていると感じます。今後やってみたいことは何でしょうか?
個人の夢としては、いつか映画館を作りたいです。10年先くらいでしょうか。もともと映画館で映画を観るのが好きで、そういう場所を自分で作りたいと思っていました。GEM Partnersに入った理由としては、映画に関するデータが全部集まっているので業界を概観できますし、経験豊かなメンバーが多いので経営やビジネスについても学べると期待したことも大きかったです。日々、知見は溜まり、成長できていると思うので、時が来たときに行動できればよいと思いますね。足下では、CATS事業をもっと成長させ、映画業界がより発展していくためのインフラを強化したいです。それによって映画業界の方の発揮するクリエイティビティが最大化され、業界全体が潤っていくような好循環の一助になれればと思います。
GEM Partnersの会社・組織としての良さを教えてください。
まず社内の風通しがよく、働き方の自由度が高いことです。くわえて、ここ最近は人材育成の制度が整ってきて、書籍購入費の補助をはじめとして、個人の学習意欲を後押ししてくれるような制度が充実してきていることですね。もともと、新しいことへの挑戦や個人がやってみたいことに対してオープンな社風でしたが、成長意欲のある人にはさらにサポートが手厚くなった感じです。また、やりたいことや表現したいことがあること自体を、すごく評価してもらえる風土だと感じます。
ご自身では実際にどんな学びを意識していますか?
社長が全社会議のときに勧めてくれた本は、書籍購入補助を活用して読んだりしています。全社会議ではそんな風に、日本だけでなくグローバルのエンタメ動向などについても、社長がレクチャーしてくれるので学びが多いです。それも視野を広げる良い機会となっています。自分のやりたいことや成長したい意志のある人をしっかり応援してくれる会社ですので、そんな想いを持った方と良い影響を与え合って働けたらと思います。
2023年1月31日時点