PROFILE

エンタメ業界の未来をリードする“人”を育てる
T.T.
早稲田大学卒業後、DACに入社しアドテクノロジー商品全般の推進を担当。その後、プログラマティック領域を専門とする子会社のプラットフォーム・ワン立ち上げメンバーとして出向、DSP・SSPの自社プロダクトの推進を経験し、取締役副社長として従事。 GEM PartnersではCPDO(Chief People Development Officer)などを担当。
まず、現在のミッションについて教えてください。
私のミッションは、CPDO(Chief People Development Officer)として「一人ひとりのメンバーが自らの強みを理解し、それを最大限に発揮できる環境をつくる」こと、そして「専門領域を超えた協働を通じて、新たな価値を創出できる組織へと進化させる」ことです。私自身、これまでアドテクノロジー、データ分析、プログラマティック広告の領域でキャリアを積んできた経験を活かして、組織・人財開発の視点から変化をリードしています。
私たちGEM Partnersの人財開発は、「エンタメ業界の進化をリードする人を育てること」です。
データやテクノロジーの力で“作品の価値”が可視化され、グローバル市場が拡大する中、エンタメに携わる人々がリーダーシップを発揮し続けることが求められています。
GEM Partnersは、データ分析やマーケティングの力でエンタメ業界に新しい基準を提示してきた会社です。今、世界的にもエンタメのあり方が大きく変化する中で、「人がどうリーダーシップを発揮していくか」が次の進化を左右します。
私たちは、その変化をリードできる“人”を育てたいと考えています。
人財開発において、特に重視しているポイントは何でしょうか?
人の成長は、単なるスキルアップではなく「市場をどう変えるか」という視点から生まれると思っています。採用・育成の段階から、「個人の強み」と「エンタメ業界の変化ポイント」をどう掛け合わせるかを設計しています。
自分のデータ分析力や論理的思考を、“作品と観客の出会いを増やす”という目的にどう活かすか──その接点づくりが人財開発の起点です。
私が人財開発において重要視しているのは、次の3つです。
1. リーダーシップの自覚を促す環境設計
一人ひとりが“業界を変える視点”を持ち、自ら課題を見つけ行動できるように。
評価も「何を成し遂げたか」だけでなく、「どのように周囲を動かしたか」を重視しています。
2.エンタメの変化を楽しむ文化
GEMでは、映画・音楽・アニメなどの多様なエンタメ体験を共有する文化があります。
これは“業界を外から眺める”のではなく、“中から進化を起こす”ための共通意識です。
3.専門性の掛け合わせによる創造
データサイエンス、マーケティング、デジタル広告──異なる専門が交わる瞬間に新しい価値が生まれます。
弊社の人財開発は、その接点を重視してデザインしています。
具体的な取り組みについて教えてください。
以下のような制度・プログラムを立ち上げ・運営してきました。「成長支援制度」:
・エンタメ体験補助制度:映画館鑑賞/動画配信サービス利用/舞台鑑賞/ゲーム・音楽・小説購入/テーマパーク利用料など、エンタメ全般の費用を補助。体験後には感想をシェアする場を設けています。エンタメ業界でビジネスを行う弊社ならではの補助制度です。
・ビジネス書籍購入補助制度:業務に直接紐づかない書籍も含めて、自ら興味のある知識・技術・考え方を吸収できるように設計されています。
・研修・学習補助制度:外部研修や資格取得等、キャリアを長期視点で考えて必要な知識・スキルを獲得するための制度です。 私もこの制度を活用し、メンタル心理カウンセラーの資格を学習、取得し日々の業務に役立てています。
・入社時研修制度:社会人基礎力研修、配属業務研修、他部署理解研修など、広い視野と早期活躍を支援するための構成になっています。新卒入社のメンバーにはより幅広く、入社から約1ヶ月かけて研修を行っています。
「評価・フィードバックの見直し」:
半期毎に行う評価・フィードバックの仕組みについてより公平性が高く、各個人の成長を促せる内容になるように運用をアップグレードし続けています。
これらすべての制度設計・導入にあたっては他の経営陣とも密に連携・協議をし、「メンバーが自ら学び、挑戦し、価値を生み出せる環境づくり」のためのロードマップを描いてきました。
今後、どのようなチャレンジを考えていますか?
知見・手法・仮説検証のプロセスを構造化・共有化し、どのチームでも同じように挑戦と学習の循環が起きる組織にしていきます。そして、私たちの人財開発を通じて、エンタメ業界全体に「次の価値基準」を提示したい。
GEMの文化を、業界の“新しい常識”に変えていく。そんな未来を描いています。具体的に注力していくのは以下の点です。
• 知見・手法・仮説検証プロセスを構造化・共有化し、例えばある部門で成功したモデルや施策を他部門でも再利用・応用できるようにしていきます。
• 市場を変える人財開発を実現すること。すなわち、当社がエンタメ業界において「人財を通じて次の価値基準を提示できる」存在になるよう、制度・組織設計をさらに高度化します。
• 社外との連携も強化します。外部の教育機関や先進企業とパートナーシップを築き、メンバーが「GEM Partners内でキャリアを終える」のではなく、“自分自身の可能性を広げる”ことを選択できるような環境を整えます。
最後に、これから入社を考えている方に一言お願いします。
GEM Partnersは、いままさに「何を創るか」を自分たちの手で定義していくフェーズにあります。
データ、マーケティング、そしてエンタメの情熱。
そのすべてを掛け合わせながら、業界を進化させたい方にとって、ここほど自由に挑戦できる環境はありません。
自ら考え、動き、変化を起こす。
その連続が、GEMの文化です。
エンタメの未来を一緒に創っていきましょう。
2025年11月15日時点




